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           No.204 雷鳴 

 

朝の最低気温は4、5度とだいぶ寒くなってきました。

新酒ワインNovelloと栗のコーナーも少しメインステージから外れて、

もうパンドーロやパネットーネがスーパーの店頭に並んでいます。

テレビでは早くも10月半ば過ぎから、

クリスマスムードのコマーシャルがオンエアされていましたが、

私はスーパーでこの山のように積み上げられたお菓子を見て「クリスマスが来る!」と実感します。

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朝晩はグッと冷えこみますが、午後になると太陽の日差しも中々強くて気持ちいいぐらい。

牛さんも胡桃(くるみ)の木の下で日光浴していました。

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あ~大好きです、この光景。

この家畜のオーナーはきっと穏やかな人なのでしょうか。

人に慣れているのか、カメラを向けるとじっと静止してカメラ目線を向けてくれます。

本当です! 中々いい景色でしたので幼稚園に通うフランチチェスコ君に

この写真を見せてあげることにしました。 

 

バタバタと過ごしているうちにもう11月も半ばを過ぎました。

10月に行ったバイクのカスタムイベントのご報告も忘れていましたよ!

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今年で15回目だそうですが、このイベントのタイトルはその名も「雷鳴」。

この展示会場があるブレッシャ / Bresciaはロンバルディア州の州都、

ミラノに継ぐこの州で2番目に大きい県です。

我らがザリーナ / Zarina が生まれる県でもあります。

イタリアでは、近頃はヘルメットの首元からロングヘアをなびかせて

ハーレーに乗る素敵なお姉さん方も増えました。

皮のパンツにデニムの花の刺繍、ちゃんとマニキュアも塗ってゴッツイ指輪をはめている、

やっぱりモードの国ですから、女性バイカーもかっこよくてはなりません。

見ている側も何だかスカッとした気分になってくるもんです。

ですから、私のように「後部席」オンリーの者でも、

こういうイベントは見るだけでも楽しくなってくるわけですよ。

何たって憧れの職人さんがたくさんいるわけですから。

私は手先は器用ではないので、 '職人'という言葉の響きに心がグッとうたれるのです。

ああ、職人業!!

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こちらはアクセサリー屋さん。

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男性陣の足を必ず止めます。

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わたしも欲しい~!

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いい毛並みです!

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ルックも音楽もロックンロール!

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駐車場には個性的なバイクがズラリ!

これらは展示品ではなく、これに乗って各地からブルルンブルルンとやって来るのです。

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ヘルメットもオンリーワン!

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皆さん、安全運転でね。 

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        No.203 2017年11月1日水曜日 

 

今朝、遠くに見える山々に今年二度目の冠雪が確認出来ました。

近所のポプラの木々も葉を紅葉しながらも、向うの景色が見える程になってきました。 

11月1日は諸聖人の日で国民の祝日です。

カレンダーには、毎日その日の聖人の名前が記されているわけですが、

11月1日は全ての聖人のためのお祝いの日です。

家族や親戚が集まって昼食会を開き、御喋りしながらゆっくりと食事して

それからお墓参りに行ったり、ミサに行くというのが伝統的なこの日の過ごし方です。

私達は今年も昼食会にお呼ばれしてきました。

この季節、特別な食事会があるというと必ずといっていい程、ポレンタとウゼイが登場します。

ポレンタはとうもろこしを挽いた色も鮮やかな粒があらく黄色い粉、

これを蕎麦がきを作るようにかき混ぜてから練っていく、主食です。

カットしたチーズをのせると自然にとけてそれがまた美味!

茸のソテーや煮込んだ肉と食べたり、干鱈料理のバカラーと一緒だとこれまた格別です。

つきたての餅が固まるように、クリーム状に仕上ったポレンタは時間がたつと固まります。

寒くなってくると特にこのポレンタが北イタリアの食卓には欠かせなくなります。

お腹からじわじわ~っと、体の芯まで温まるのです。

ウゼイは方言で、イタリア語ではウッチェッリ、鳥類のことを意味します。 

「あら、ライトな食事ね。」とお思いの方、それは大間違いです(笑)。

本格的に調理出来る暖炉がある家庭におじゃますると、

「えっ?!一体これは何十人分の肉?」と目を見張るばかりの大量の豚肉と

狩猟された鳥が串に刺されてグルグル回して焼かれるのです。

そこからしたたり落ちる肉類の脂分は、

調理して一度固められカットされたポレンタに染み込んでそれがまた癖になる味!

このヘビーな料理はやはり男性軍に軍配があがります。

ちなみに、このように調理されたポレンタは方言で "ポレンタオンタ "といいます。

'オンタ'は方言で汚れたという意味'滴り落ちた肉の脂で汚れた'というわけです 。 

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こちらは、アウレリオ叔父さん宅でいただいた鶉(うずら)ちゃんです。

足の部分が何ともリアルです。

私は試しに何でも食べてみる方なのですが、何年か前、

鳥の胸の部分だと思ってフォークで突き刺したら、ちょうどそれが頭の部分。

それを知らずに無意識でフォークを持ち上げて、悲鳴をあげたのを覚えています。

皆なは大笑いで、私一人だけが冷や汗をかいていましたっけ。 

一緒に皿にのっている黄色いのが、ポレンタオンタです。 

 

この日は、お墓前の敷地にはテントを張った一日限定焼き栗屋さんが店を構えます。

いつもなら祭日は閉まっている八百屋の若女将さんは、

「これは昔からの伝統なのよ~。」と、朝から焼き栗の準備に大忙しです。

どの町を車で通ってもよく見かける、この日ならではの光景で、

これを見ると何となく心がなごみます。

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エスプレッソコーヒーの前はドルチェ!

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この中にも、この日のお祝いに欠かせないものがあります。

ピンサというお菓子で、これにもポレンタが使われています。 

皆さんの地方では、どんな美味しい伝統料理がありますか? 

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           No.202 黄葉狩り 

 

久しぶりに'イタリアの母'宅へ夕飯をご馳走に。

食べることと旅行が好きな夫婦のおもてなしにはいつも期待感が高まります。

その日畑でとれた新鮮野菜はチーズ焼きに、アンティパストのピザの具やサラダに、

ヴァイオリンのような形をした南瓜はリゾットに、それから肉料理。

ワインもいい感じにまわってきて御喋りも弾みます。

この日は焼き栗まで登場しました。

いや~参りました!

これでもか!という具合に次から次へと美味しいものばかり。

幸せいっぱい腹いっぱい!しか~し、ここで終わりません。

エスプレッソコーヒーのあとはプーリア州土産だというサボテンのグラッパ酒。

これです、イタリアの魅力は!

好きな仲間と美味しいものを食べて飲んで御喋りする。

普通のことだけれど、とても大切なこと。 

 

よく食べた翌日は、歩きに行く。

これもイタリアならではの習慣です。

ですから、特別な祭日やお祝い事があった翌日は

「ウォーキングラッシュ」の光景が見られるんです。

歩く人が多い!

家族揃ってサイクリング派も。

お天気がいい日は歩く。

近頃めっきり大きくなった日本の家族、めいちゃんが歌う

"となりのトトロ"のオープニング曲"さんぽ"

「歩こう、あっるこお~、わたしはげんきぃ~」

が何度も頭の中で繰り返されます。

イタリアには紅葉狩りという習慣はありませんが、

普通の道路でも、ちょっと郊外の丘でも歩く人をよく見かけます。

秋はいいですねえ、色とりどり。

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緑色から黄色に移り変わった木々の葉は、黄色い色が目立つのでどちらかというと

「黄葉狩り」と言ったほうが正しいかもしれません。 

えっ?こんなところにワイン醸造所があったの?とかエノテーカも。 

 

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あっ柿の木! 

 

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養蜂箱だ!

点々にみえるのは蜂蜜を作る蜂。 

 

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12世紀に建てられたの小さな教会。

ちょうど修復中でした。

小さいけれど随分と立派です。 

 

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オリーヴの実ももうすぐ収獲を迎えます。 

 

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栗が落ちてる! 

 

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あっ!

馬の落し物か?! 

 

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これは何の実?

気になる気になる、、、。 

 

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葡萄の葉っぱの紅く染まったところが、

太陽に透かされて鮮やかさを増します。 

 

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柿も出回りました。

皆さんも秋を満喫しましょう。 

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             No.201 白か黒か 

 

朝はぼんやりと雲ったような空模様、午前7時はまだちょっとうす暗く、

8時になると朝らしくなってきて、お天気がいいと9時にはキラキラ太陽が朝露を照らします。

昨日なんて、日中は半袖でちょうどいいぐらいでした。 

'玉葱のように重ね着をする'まさにそれに相応しい今日この頃です。

この"玉葱ルック" は中々難しくて、私はいつも失敗続き。

ちょっと厚手のジャケットを着込んで出かけるとダーっと汗をかいたり、

ちょっと暑そうだとバレリーナシューズを履いて出かけ後で足元が寒くなったりと、

玉葱ルックにはまだまだ学習不足の私です。 

 

先日結婚式を挙げたマッシモの友人の妹さん。

またまたセレナータがあると言うので、ちょっくら顔を出してきました。

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流行は繰り返すとよくいいますが、セレナータも復活の兆しのもようで

皆口々に「こういうおめでたい事は何回あってもいいよね」と。

'二人の熱いショー'の後は、言うまでもなく皆にプロセッコが振る舞われました。

外のテーブルにお祝いで届けられた白い蘭の花やいっぱいの白いリボンで飾られたテーブル、

それらが益々お祝いムードを盛り上げます。

'プチイベント'ですが、始まったと思いきや、乾杯した後は1時間も経たずに皆解散。

そりゃそうですわなぁ、翌日には本番の結婚式を控えている訳ですから、

そんな遅くまでおじゃましていられません。  

 

花嫁はどんなドレスを身にまとうのか、そしてどんな美味しいご馳走が出てくるのか、

これがまたイタリアの結婚式の楽しみでもあるわけですが、

この季節はやっぱり食欲がいつもになく増してきます。

胸がドキドキするような、ワクワクするようなそれらが交差する、魅惑の、、、「トリュフ」です!

白トリュフは生で食し、黒は調理していただきます。

白トリュフが有名なのはピエモンテ州のランゲ、こちらのはピカ一だそうで、

続いてモンフェッラート、アレッサンドリーノそしてデッレ コッリーネデルポーこちらが三大産地。

他マルケ州でも収獲されるそう。

その一方黒トリュフと言うと最も高価で希少価値が高い、有名なのはウンブリア州、

特にノルチャ、スポレート、カシャ等。

トリュフは、樫や楢などのオーク類の大きな木の陰に潜んで「発見されるまで」静かに身を隠す。

10月から4月にかけて収獲され、中でも秋に収獲されるのは最も珍重されるのだそうです。

ピエモンテやウンブリア州まで足を延ばせない我々は、

ヴェネト州コムーネ ディ ヴィチェンツァの郊外にあるルミニャーノディロンガーレへ。

春にグリンピース祭へ出かけた所です。

その時に、10月にトリュフ祭があるとの情報をキャッチしていたので、

しっかりとカレンダーにチェックしておいた甲斐がありました。

高級食材の収獲祭だなんて、それだけで胸が踊ります。

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収獲祭は主催者によって趣向が違い、今回は支払いを終えたレシートにしるされた番号を待つ、

マッシモは順番待ちの役、私は席を取る。

隣のグループも料理を待っていた様子でそのグループのお父さんが運んできた

トレーに載った黒トリュフのリゾットの、もうたまらなくい~い匂いがプ~ンと漂ってきて、

うわーじゃなくて、「ぶわ~!」という表現がピッタリ、

黒トリュフの匂いがもう凄いの何のって、益々食欲がかきたてられ、

我慢も限界に達し、いや通り越して、にっちもさっちも行かない状態でした。

少し待っていると、マッシモが料理を運んで来ました。 

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リゾットの量も黒トリュフの量も大盛りで、これでたったの7ユーロ?!

お味もレストラン顔負け、いや~参りました。

これです、コレコレ!収獲祭の魅力は!太っ腹過ぎます!! 

それほど強くない赤ワインとの相性も宜しく、天にも昇る気持ちで美味しくいただきました。

リゾットの他にはタリオリーニ、トゼッラチーズの黒トリュフソースがけなどありました。 

 

さて食後は冷やかしタイム。

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直売所には人だかり、野次馬なのかお客さまなのか見分けもつかず、

どうやら予約受付のみのようでした。

決して洗わず、ささっと汚れを落とす程度、キッチンペーパーでそっと優しくるんで

密封出来る保存瓶に入れ、冷蔵庫の温度が余り低くない所で保存するのが大切だそう。 

残念ながら「ご本人様」とトリュフを拝見することが出来ませんでしたので、

このイベントのちらしを撮影させていただきました。

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見た目は本当にコワモテ風ですが、ふくよかな香りといい、

独特の味といい多くの人がひとめぼれするのは間違いありません。 

この村のシンボルでもある鐘突き塔はとても高くて、遠い県道からもよく見えます。

これを目印に皆やって来る訳です。

こちらのビデオで、上空からルミニャーノの村を一望できます: 

https://www.facebook.com/sagradeibisi/videos/vb.1422727151328315/1868231623444530/?type=2&theater 

こんな小さな村に、こんなにも美味しい食材が潜んでいて、

それを御披露目する収獲祭が年に二度もあって、

そしてそれを支えるボランティアの村人がいる。

これが本当の豊かさだとつくづくそう思います。 

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      No.200 あ~ヴェネツィア! 

 

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駐車場を出て'PEOPLE MOVER'に乗り、

終点の'PIAZZA LE  ROMA'を出るとゾロゾロ人だかり、

最近は豪華客船から降りたつ人も多いので、

'SANTIAGO CALATRAVA' が設計した橋'PONTE DELLA COSTRUZIONE' は

一気に人の山に変化を遂げる。

かと思いきや、一瞬その山は消え去って目の前に運河が広がってくる。

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「あ~、ヴェネツィア(=ベネチア/ベニスに やって来た」という実感が湧く瞬間だ。

ヴァレンシアからやって来たマッシモの友人。

彼にとってはもう3度目のヴェネツィア。

私には嬉しい彼からのリクエストだ。

「何度訪れても毎回新しい発見がある」それがヴェネツィアの魅力だ。

知人は "ヴェネツィアを究める講座" に数年前から通い、

時々ヴェネツィアを訪れては講座で教わったことを復習するそうだ。 

 

木製のボートが美しい。

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まだ、朝の太陽が水面に映ってキラキラ眩しい。

さあ、今回も歩くぞ!

前回は友人カップルと一緒に訪れたのだけれども、

その時友人は素敵なブーツを履いていた。

お洒落が大好きだから言うまでも無いのだけれど、

普段余り運動をしない彼女は予想通り途中でヘトヘトになって随分休憩したっけ、、、。

勿論タクシーもバスも通らない。

頼りになるのは自分の足のみ!

この町に仕事でやって来る人は大変だ。

歴史あるホテルも小さなホテルもシーツや枕カバーは業者に頼む。

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その業者は運搬用の車なんて使えない。

ギリギリの所まで、ボートか車でやって来て、あとは手押し車で運ぶのだ。

その業者は運搬用の車なんて使えない。

大きい声で叫ぶように

「すみませ~ん、ちょっと通りますよぉ~!!」と

足を止めることなく前へ前へと進んで行く。

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ちょっと疲れたらひと休み。

ここはヴェネツィア、バッカリを忘れちゃいけない。

プロセッコと鰯のヴェネツィア風マリネ(サルデインサオール)で元気をつける。

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高級なカメラを首からぶら下げて世界中から観光客がやって来る、

その観光客が歩くちょいと裏通りにはその町に住む住人の洗濯物が干してある。

両極端なこの光景がとても好きだ。  

"1600歳"にもなるこのヴェネツィア。

その昔、侵略者から逃れるにはもってこいの地形で、 

ヴェネト人が少しずつ建設していった魚の形をした街。

ヴェネト州内で薄く加工されたオーク類と松材の杭を舟で潟まで運び、

そして潟の底までぎっしりと杭を突き刺し、

その上に石材の板を何層にも重ね家づくりの土台としたそうだ。

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今回は友人の情報もあり、ちょっと高い所からヴェネツィアを見物してみた。

ん~いい眺めだ。

柿色や薄い茶色がかった瓦の屋根がまとまると絨毯のように見え、

そこから数えきれないほどの鐘塔が点在して見える。

そこに小さいけれど、随分と存在感のあるテラスが見えた。

「うわ~贅沢なテラスだ。」

ヴェネツィアのど真ん中!

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トラットリアに辿り着いた時はもう、午後2時半を回っていた。

随分とお腹が空いたはずだ。

小さな帽子という名前のパスタ(CAPPELLETTO)、

中には鱸がぎっしり入っていて、

上にはスカンピのソースがたっぷり。

いつもならそれで十分のはずだけれど、その日はその2倍の量が食べたいくらい空腹だった。

ワインも回って4人共にい~い気持ち。

近くには小学校があり、授業を終えた子ども達が元気にテーブルの隣を駆けて行った。

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       No.199  HOKUSAI 

 

あそこの鶏がいるお宅のコスモス、あの角の整然と整地された、

見るにも誠に美しい畑があるお宅の小菊も今が満開です。

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地球温暖化とは言え、自然ってやっぱり凄い底力を持っているんだと

つくづく思ったのはちょうど、23日の秋分の日でした。

イタリアは日本のように祝日ではありませんが、

その日外を歩いていると「秋の匂い」がしてきました。

わらを焼いたような匂いや、風そしてそこに金木犀の香りがかすかに混ざった "秋の匂い"です。

暑くもなく寒くもなくちょうどいい気温で、

いろんな匂いが優しい風に吹かれてスゥ~っと抜けて行きました。

今年は夏が異常に暑かったせいか、もうすでに栗が店頭に並んでいます。

各自治体毎に、野外で映画観賞会が開かれるため、

イタリアの夏の映画館は割と空いているのですが、

秋になって涼しくなってくると、またお客さんが増えてくるようです。

そんな中、2週続けて映画館へ行くきっかけがありました。

それはいずれも、日本に関するもの。

先週は、劇場用長編アニメ「この世界の片隅に」。

皆さんはご覧になりましたか?

もう涙が溢れ出てきて止まらなくて、、、。

5年前に行った広島の町並みや、この映画の舞台となった呉と少し似ている

尾道の丘からの海の眺めを思いだしました。

昔は「漫画なんか見ちゃだめよ。漫画はよくないから。」等と親に叱られたものですが、

何をおっしゃいます、今では、世界に誇る日本のれっきとした文化ではありませんか。

結構入っていましたよ、お客さん!

こちらの友人達は皆口々に、「うちらは日本のアニメで育ったようなものよ!」と言います。

実に以外でしょう?!

http://konosekai.jp/ 

 

そしてもう一本のタイトルは「HOKUSAI DAL BRITISH MUSEUM」。 

https://www.youtube.com/watch?v=IV696EMhMQI 

こちらは、イタリアでは珍しく吹き替え無しで、字幕がイタリア語でした。

ドキュメンタリー映画と言っていいでしょうか。

この夏、ロンドンにある 'BIRITISH MUSEUM'で」開かれた "北斎展"の様子や

それに係わった人達のインタビュー、そして北斎に絶大な影響を受けたゴッホの話など、

とても興味深いものでした。

私はどちらかと言うと美術館巡りをするタイプではありませんが、

心のアンテナにピピーンと来たものについては見に出かけます。

特に、あの '大波'で有名な「神奈川沖浪裏」は外国の人に非常に人気があるそうです。

「今も昔も変わらない、人間の暮らしが彼の絵の中に見ることが出来る。

一般庶民を主人公にして称えた、それが北斎の魅力だと思う」とは、

この大展示会の責任者クラーク氏。 

 

イタリア国民が愛するエスプレッソコーヒーを沸かすこの直火式のモカを、

果たして北斎は手にしたか、味わったかどうか、、、。

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鎖国の時代に日本へコーヒーが伝わったと言うことは、

北斎は残念ながらそれを口にしたことは無かったか?!

でもきっと好物だった大福餅とコーヒーの相性は悪くないはず、、、などと

勝手気ままに空想をめぐらす秋の夜長です。 

その翌日、偶然にも本屋さんでこの二冊の本を見つけました。

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       No.198 リゾとソッリーゾ

バス停前にウインカーを点滅して停止した車、

そこから降りた高校生らしき一人の少年は、どうやらバス時刻を確認している様子です。

各学校が新年度を迎えるこの時期によく見る光景です。

学校関係の新年度に合わせて、バス時刻も "冬時間"と命名されて変更されます。

9月初旬は日中もカーっと暑くなってまだ海水浴にも行くことが出来たのですが、

10日あたりからぐっと気温も下がって朝晩涼しく、、、

いや寒くなってきて外出する時は何を着ていくべきか、随分迷ってしまいます。

各種講座の募集のお知らせも、色々目にとまります。

各種ダンスやヨガスクールのそれに混ざって、空手やカンフーなんかもあるんです。

9月の我が家のカレンダーは「書き込み」が多くなります。

各地で開かれる収獲祭の日程の確認のためでもあります。

同じ時期にあちこちで様々なイベントが開かれるので、

うっかりするともう終わっていた、ということがよくあるのです。

実は一つ行きたかったりんご祭も既に終了していました;;; 

 

サンティーナ叔母さん夫婦が毎年行く、

グルーモロデッレアッバデッセ / Grumolo delle Abadesse のリゾット祭、

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私達も行ってみることにしました。

グルーモロデッレアッバデッセはヴィチェンツァ県にある人口3700人の村、

ヴェネツィアのマルコポーロ空港から西へ約70キロ、

ここで美味しい米が栽培されています。 

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リゾットデアバデッサはその昔、秋の収獲を祝うために用意されたご馳走です。

現在の近代的な農業機械と違って、その昔は手作業で、

しかも収獲された米を運ぶのは馬車でしたから、

その収獲が全て終わった時の喜びはひとしおことだったでしょう。

農家の人達が振る舞っていたリゾットがこのお祭りに進化したのです。 

 

実はこのレシピを知っているのはごくわずかなコックさんのみ。

4年前、テレビで活躍する人気有名シェフがこのイベントに訪れてこっそり探ろうとしたけれども、

地元コックさん達の「厚い壁」にはばまれて、あばかれなかった、というエピソードも。 

 

グルーモロ デッレ アッバデッセは、ヴィチェンツァとパードヴァ間にある小さな町/村、

ここで既に1500年代から修道士によって米が栽培されていました。

テズィナ川から流れる (その昔は物資の流通経路であって、馬車がその脇の堤防を貨車を引いていた) 澄んだ水、

地理的に流通にポジティヴであったこと、そしてまたヴェネツィア貴族が貿易の危機を迎えた時に、

出入荷物資の需給に密接な関係であった地域であることに改めて「気がつき」

そこを開拓して行った、それらが全て合わさって、今日のここの米に発展したという歴史があります。

現在では、1600年代の半分以下の120ヘクタールになってしまいましたが、

この歴史ある品種はまだ現役なわけです。

ヴィアローネナーノという品種がここの米で、米粒は小さめ、

調理の過程で水分をよく吸うのが特徴のために、

美味しいブロードを吸わせるのを必須とするリゾット作りには、最適なお米だと言う訳です。 

 

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SLOWFOOD協会のプレシデにも認定された、イタリアの6種類の歴史ある品種の一つ。

昨今は地球温暖化の影響を受けて、農業を営む人の苦労は絶えません。

だからこそ、農家の人達に感謝を忘れずに、米や食べ物を粗末にせず、

美味しく頂きたいと改めて思います。

見なれたとうもろこし畑と通り過ぎて、

たまに田んぼを見つけると「ハッ!」と胸がときめくのは、

やっぱり正真正銘の日本人であるんだなあとつくづく思います。

米はイタリア語では「リゾ」と言います。

因みに笑顔は「ソッリーゾ」、言葉遊びみたいでしょ?

米を食べて笑顔で健康、というキャッチコピーいかがでしょうか。

ちょっと時代遅れ?

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            No.197 老舗の革命 

 

 9月に入って随分気温も下がってきました。

とんぼが、とうもろこし畑脇の用水路の水面を低く飛んでいるのを見かけました。

ご近所のワイン用の葡萄畑ももうすぐ収獲を迎えそうです。

またいつも産みたて卵をいただくスペディータさん宅のひよこ達も、

随分と大きくなって母鶏の後ろをついて回ります。

8月にトレッキングしたヴァッレ ガルデーナでは

「雪が降った」と、ニュースで報道していました。

この気象の変化にビックリです。 

 

イタリアの9月は「始まり」の月でもあります。

町の文房具屋さんだけでなく、スーパーの中にも特設コーナーが設けられて、

色鮮やかなリュックサックや筆箱がズラリと並びます。

小学校に入学する子ども達は各々好みの大きなリュックを背負って、初登校するわけです。

保育園はもうすでに始まって、学校関係は13日(水)から新学年が始まります。

いつも思うのですが、どっぷり3ヵ月のバカンスに浸かった子ども達は、

いつものリズムを取り戻すのに1ヵ月はかかるだろうなあと。

それを承知の先生方も大変です。 

 

今年の夏も色々なことがありました。

そんな中、日常生活に密着した話題でずっと書きたかったこと、それは「保存瓶」についてです。

日本ではボルミオリロッコの名前で知られているようです。

この老舗の硝子製品会社は、時は遡って1800年代半ば、

ガラスアートの衰退から立ち上がる為に立ち上げた企業で、

エミーリアロマーニャ州にある、フィデンツァという町が出発点のようです。 

硝子製のデミタスカップやワイングラスもあるのですが、

何と言ってもイタリアでは保存用のガラスジャーは誰にでも知られた存在。

舅も毎年恒例の自家製トマトソースの保存には、必ずこのメーカーのを使います。

サイズもバリエーションに富んでいて丈夫、しかも、お値段も安い!

まとめて購入する人がほとんどなので、こんな風に大胆に陳列されています。

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他のメーカーがどんどんコピー商品を出すほどです。

別にこのメーカーから '賄賂 'をもらっている訳ではありませんが、

もう何年も前からこれについて書きたいと思いつつ時が過ぎて、

ちょうどあるきっかけがあったので、今回書くことにしました。 

 

少し涼しくなったとある日曜日、久しぶりに夫と自転車でアンナ叔母さん宅へ。

薪のキッチンストーヴを愛用するアンナ叔母さんは80歳、

ついこの間まで、お裁縫もやっていました。

我が家のクッションや暖簾も作ってもらって随分お世話になりました。

行く度にいつも叔母さんから何かを教わります。

主婦の知恵、今回はこの保存瓶の利用法の一つ。

畑の採れたてパセリを直ぐに瓶に入れて冷蔵庫で保管すれば、

1週間は新鮮でみずみずしさを失わない、というのは去年の学習!

今回は、多めに作ったスープやミネストローネの出来たてをすぐ瓶に移し、

その直後に蓋をきちんと締めて、キッチンに放置。

自然に冷めるまで待って、それから冷蔵庫で保存するというのです。

これも1週間は持つというのです。

これ知りませんでした、目から鱗です!

アンナ叔母さんが使っていたのもこのメーカーのもので、サイズはかなり大きなものでした。

冷凍してそれを解凍し食べるというのは、時間も要するし味も落ちる、

これから温かいスープを飲む季節になってくるし、

これなら一度作ってしかも二度食べられる、作る方にとってもとても助かります。 

 

ところで、これまではクラシックな黄金色の蓋のみの販売でしたが、

今年は 'ニュース'がありました。

たかが蓋されど蓋、今年はちょっと素敵なデザインも仲間入りです。

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お洒落な雑貨屋さんというより、町の金物屋さんといった方が正しい、

たまに行く店、そこで発見しました。

取っ手が付いた瓶や、ストローが刺せる瓶等も、続々入荷です。

些細なことですが、こんなところに、この企業の'革命'を感じました。

歴史ある老舗メーカーが、新商品を開発してそれを販売するというのは、

中々そう簡単にはいかないだろうといつも思うのです。

ちょっとひんまがった物の見方ですが、この新商品を手にした時、そんな事が頭をかすめました。

ここ数年、イタリアのレストランではこのような保存瓶を使って

ティラミスや冷たいデザートを提供するのが流行しています。

ちょっと目先が変わって素敵です。

先日、我が家でパッタイパーティーをした時に、

マンゴーやパッションフルーツを保存瓶に入れて下準備をしておき、

デザートタイムの時にジェラートを入れてお出ししたら、結構人気でした。 

叔母さんからもらった大量のプルーンを砂糖で煮たり、

ズッキーニをピクルスにしたり私の"実験"は今年も実行されました。

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成功したかどうかつまり、美味しいかどうかは数ケ月後、開封してのお楽しみ。

保存棚には、舅が作ったトマトソースも整然と並べられています。

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その数は今年も更に増えました。

次回の帰国の際には、自家製味噌を作る日本のいとこに、お土産で持って行こうと思います。

器用ないとこはお裁縫が好き。

空になった保存瓶に刺繍糸を入れて棚に飾ったりして、再利用するんだろうな、きっと。 

 

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           No.196 コピーじゃない

 

新婚旅行で初めて日本を訪れたあのお二人は、無事帰国の途に着いたようです。

オープンしたばかりの「ガンダムベース東京」にギリギリセーフで行くことが出来て、

ガンプラもゲットしたようで、こちらも胸をなでおろしております。

この新婚さんが広島に滞在中の時、日本語で書かれたメニューの写真が送られて来て

"SOS" を求められました。

もし一緒なら、コテコテの居酒屋にお連れしたい所ですが、

どうやら二人は洋食屋さんに辿り着いた様子。

それでもメニューには枝豆や鶏の唐揚げという

ビールに欠かせない定番のものがありましたので、それをお奨めしておきました。

初めての日の出いずる国への旅行はいかがなものだったのか、興味津津であります。 

 

こちらイタリアはと言いますと、とうもろこし畑は刈り取りがほぼ終わって、

道路に大きな影を作っていたそこをそよっと風が吹きます。

季節の変わり目を感じるけれども、日中はまだまだ暑いです。

今年の夏も屋外イベントが各地で開かれましたが、夏の定番はと言うとコンサート、

しかも予定もしていなかったビックリ仕掛けがたまにあるので、

それがまた嬉しいものです。

屋外レストランが2ヵ月にも渡ってオープンしているとある町のイベント、

マッシモの友人に奨められちょっくら出掛けてきました。

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町の中心となる教会前の広場にはいわゆるイタリアンなビアホールスタイルの

木製のテーブルと椅子がズラっと並べられ、

5、6店舗のレストランがテントを張ってそこで営業します。

メニューがレジの前に掲示され、そこで会計を済ませたら、

自分の番号が呼ばれるまで待つのです。

肉中心のレストラン、魚中心のレストラン、ピザもあります。

テーブルは何処に座ってもオッケー!その晩食べたものはこちら。

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その夜は、思ってもいないサプライズがありました。

食事を済ませた後ブラリと歩いていたら、コンサートの準備をしているではありませんか!

「ちょっと様子を見てみようよ。」と、またまたこちらもテント営業のバールでモヒートを買って

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マッタリと飲んでいたら、もうすぐ始まりそうな気配。

時計は午後9時半を回っています。

私達は、いや誰もコンサートチケットは持っていません。

誰もがその屋外コンサートを楽しめるのです。

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いつもは町の人達が通る普通の道路と広場が交差する場所、

そこで本格的なライトと共に、お腹にグッと響く力強いドラムの音で、演奏が始まりました。

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U2のコピーバンドです。

「えっ?!コピーバンド?!」などと、ちょっとうわの空で反応しちゃあいけません。

バンド名は "Velvet Dress" 。

コピーバンドと言うとどうも軽々しく聞こえるけれど、そうじゃない!

マッシモに言わせると歌い方も仕草もまるでボーカルのボノと瓜二つだそうです。

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このバンドは皆イタリア人、ボーカルのレオナルド氏は2015年のトリノのU2のコンサートで、

何と「本物」のボーカル、ボノ氏と一緒にステージに上がって歌ったそうです。

その時の映像はこちら; 

https://www.youtube.com/watch?v=O9QyYgXPBww 

 

こういうスタイルのコンサートはイタリアの夏の夜には欠かせない

一つの定番メニューのようなもので、

機材も本格的なもの、いや本物!コンサートスタッフは

皆お揃いのTシャツを身にまといこれが結構皆さん楽しそうに働いています。

で、我々観客はというと、始終スタンディングですが、これが疲れ知らず。

みなノリノリで手拍子したりリズムに合わせて踊ったりと屋外ならではの雰囲気。

小っちゃい子ども達はこんな様子。

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このバンドのボーカル、レオナルドさんやバンドメンバー、彼らの歌と演奏からは

音楽に対する愛情と敬意が熱意が伝わってきて、力を貰ったような

夏のまさに "熱い夜"でした。

それにしても、しっくりと当てはまる言葉が見つからないなぁ、、、

コピーバンドじゃなくて、何と言えばいいのだろうか。

アンコール曲が終わった後は午前0時を過ぎていました。

 

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        No.195 アルプスの星 

「長い岩」の名の通り、縦に長いサッソルンゴは標高3181メートル。

その山をまっすぐに眺められるポジションに惚れて宿をとった。

私達はヴィアフェッラータの経験者ではないし、山登りの達人でもない。

でも何度か訪れるうちにすっかりドロミーティのファンになってしまった。 

初めてドロミーティに誘われた時は、「えっ?山?!」とその名称も知らず、

知識もヘッタクレも無い単純な発想でちょっと毛嫌いしていた訳だけれども、

今では夏になるとドロミーティでトレッキングをしたくなる軽い '病'にかかってしまった。

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正直余り乗り気でなかったそんな私達をファンにさせたその魅力とは?

折角のバカンスで何故わざわざ長い道のりを歩くのか?

のんびりホテルでまったりしていればいいのに?

ジャグジーとかプールに浸かって? 

 

到着した翌日は雲一つ無い快晴!

パッソガルデーナに宿をとり、そこから見上げるチールグランデ方面へトレッキング。

そこは既に標高2200メートル、上を見上げて夫が「ほら、頂上を見てごらんよ!人が見えるぞ。」と。

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今回は忘れずに持って来た望遠鏡を覗くと見える見える!

シチュエーションは逆なのに、我々の方の足がガクガクしてきそうだ。

写真を撮りながら、見事な景色を堪能しながらマイペースで登って行くので、楽しいトレッキングだ。

上から降りてくる人達と挨拶を交すのがこれまた清々しい。

結構飼い犬を連れてトレッキングする人も多い。

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登山靴を履いた犬?! "長靴を履いた猫"と何だかダブってしまった。

とっても勇敢な姿にグッときた。

たまに小さい子どももいる。

「偉いなあ~!」とつい声をかけてしまう。

下りは登ってくる人に「もう少しだから、頑張って~!」と又、声をかける。 

 

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翌日はグルッポディセッラの一部を、前日の倍の6時間近く歩いた。

ゆっくりゆっくり、、、。

おかげで写真の枚数が膨大な数になった。

おやつ用にリュックにしのばせておいた桃がこれまた美味しかったなあ。

滝が力強く流れていて、その水音が涼しさを与えてくれる。

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うわっ、カモシカ?!

野生のを見るなんて初めてか?

ちょっと胸がドキドキした。 

 

山の宿に宿泊する人達はほとんど連泊するので、自然と顔見知りになる。

食後、サロンで寛ごうと二人で座っていたら、

一組のご夫婦が「ここにご一緒してもいいですか?」と尋ねてきた。

勿論、大歓迎だ。

72、3歳ぐらいかと思いきやご主人は今年85歳を迎えるとおっしゃっていた。

バリバリの現役だ!

若い!!

私達のように毎回、興味本位で宿を変えるカップルや家族もいるが、普通は常宿があって

「また、今年も戻って来たよ~。」と1週間から10日間の滞在となる。

このご夫婦はもう随分昔からの常連客で、この辺りにとても詳しい。

あのコースはいいわよ、とか、7月に来ると花がもっと綺麗だよ、とか色んなことを教えてくださる。

おまけに旅好きと来たもんでお互いの会話が弾む。

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そこへまた違うファミリーも加わり、そしてホテルのオーナーも会話の中に入って来た。

これが山の宿泊のいいところだ。

アットホームなので、尚更寛げるというものだ。

2時間位はあっという間に過ぎてしまう。

夏とは言えど、夜の気温は5、6度なんていうこともあるので、

宿の中でこうしてたわいもない話をしてまったりと時間を過ごすのもいい。

おまけにありとあらゆる生きた情報が入って来るので、それをきっかけに

「じゃ、また来なきゃね。」と魔法にかけられる。

街へ出ればショッピングも出来るし、夏の夜はジャズコンサートや様々なイベントが開催される。 

 

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自生している大好きなスカビオサを見つけたり、前日歩いたコースを下界からマジマジと見上げて

「えっ?あんなところを歩いたの?」とちょっと自信を持ったり、

また山ならではこそ美味しいハーブの香りが強いパンを食べたり

「ワクワクとキラキラ」が回りに沢山転がっている。 

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イタリア語で"アルプスの星"と呼ばれているエーデルワイスも咲いていた。 

イタリア人ファンも多い、アニメ: アルプスの少女ハイジが

ひょっこりと姿を現しそうな景色にいつまでも見とれていた。

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