2014年9月アーカイブ

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             秋の味覚祭  その1:きのこ祭

 

フンギ、フのところは鼻から息を吐くようにちょっとだけ力を入れて発音します。

キノコのことをイタリア語でフンギ/funghiと言います。

ミネラル豊か。悪玉コレステロールを下げる、癌予防、血圧を正常に保つ、ビタミンBとEが豊富。

「無花果、魚、きのこにメロンは美味しい食べ物」などと言うトスカーナ地方の言われがあるように、

キノコはイタリア人にもこよなく愛される秋の味覚。

 

リゾット、ソテーどれも立派なレストラン並みの美味しさ!

9月のとある日曜日、ここはきのこ祭開催のフリウリ ヴェネツィア ジュリア州、

ブドーイアという人口約2、500人の小さな町。

カヴァッロ山脈の足元に広がる小高い丘、緑豊かな所です。

イタリアの味覚祭は気軽な価格で旬の美味しい物が食べられるので、

特に9月、10月は味覚のアンテナをよく張っておかないと、

そのタイミングを逃してしまうので、要注意!

ここでは、テーブル番号を記入して、希望のメニューに印をつけて、レジで先払い。

列を作って順番を待ちます。

イタリア人は待つのに列を作ることができない、、、なんて聞いたことがありますが、

食に関しては中々辛抱強いと見ました。

注文した赤ワインは直ぐにグラスで手渡され、

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それを飲み過ぎない程度にチビリチビリと味わいながら、

腹時計が立て続けになるのをグッとこらえて、

待つこと40分、地元のボランティアの学生さんが運んで来てくれました。

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リゾットは小学生の男の子が運んでくれます。

笑顔でブォナペティート!!なんて言われたら2倍美味しくなります。

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お客様の数は相当なもの、その上、環境保護にも力を入れているここのお祭は、

いつもの使い捨てのプラスチック皿やフォークは一切使わず、プラスチック製でも頑丈で

洗って使い回しのできるもので料理を提供します。

こういうことなら、40分待つのも仕方がありませんね。

 

手作りのアクセサリー、バッグ、木製のキッチン用品、

普段は住人のメインストリートが青空マーケットに早変わり!

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お腹もいっぱいになったところで、ちんたらちんたらと、出店を冷やかすはずが、

色んな楽しいもの、美味しそうなものが軒を連ねているので

冷やかすどころか、真剣に見入ってしまいます。

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小さい町だし、きっとマーケットもそれほどの数じゃないよね、、、なんて言っていたら大間違い!

路地の角を曲がるとまた、ずら~っと出店の数々!

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食欲のアンテナが勢い良く作動したのは、一口サイズのサクサクパイを売っているお店。

ブルーベリーラズベリー、洋梨とチョコレート、りんごと干し葡萄色んな味があって迷ってしまいます。

"今朝6時にオーブンで焼いたものです"なんて張り紙を見たら、買わずにいられないでしょ?

10分待ってやっと息をきらして走ってきたのはこの出店のご主人、

「いや~すみませんね~、トイレが1キロ先にあったもんで、お待たせしちゃってごめんなさいね~」

これもイタリア流。

 

買って帰った700gのきのこ、フィンフィルレは、使い古しの歯ブラシで

細かい木のクズや乾燥した松の葉を取り除きます。

手間はかかるけれど、美味しいもの、旬のものを食べるのに時間を惜しんではいけません

(と、自分に言い聞かせて) シコシコきのこを掃除します。

オリーヴオイル、にんにく、イタリアンパセリと塩でシンプルに調理するのみ。

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新鮮な素材はシンプルに味付けするのが一番!

プリッツタイプのパンとチーズの焼き物も食卓にのって、

その日の夕食はフリウリ州パーティーと化したのです。

700gでも足りなかったな;;; フィンフィルレ。

 

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イタリア便り ~ 愛の印 ~

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                   愛の印

 

19:30 アペリティーヴォのため、BARに集合

20:30 ピザレストランでワイワイガヤガヤと夕食

22:00 新婦の友人と合流

23:00 新婦の自宅前で全員スタンバイ

23:03 &君に贈る歌だよ~、ね、驚いた?

、、&と始まるイタリアンポップスを新郎がお得意のギターを弾きながら歌い始め、

それに続いて私たち、総勢約20人の大合唱(いや大騒音か?!)これ、

マッシモの友人の結婚式の前日の新郎と私たち友人の行動です。

" セレナータ "と言います。

2階の窓が開いて、外で何が起きているのか新婦が襲るおそる顔を出します。

ヒューヒューと冷やかしの口笛を鳴らす者、ボリュームを上げて新郎と一緒に歌う者、

近所迷惑よ!!と外に出てくるご近所の人の姿は見当たりません。

セレナータは新郎が結婚式の前日の夜、花嫁となる女性の実家へ友人と掛けつけ、

愛の印しとして歌う、花嫁に贈られる結婚式前日の「一大イベント」なのです。

 

小さい頃から、披露宴は生まれ育った所にあるヴィッラで開くのが夢だったと言う新郎のファビオ君、

彼は中々の食いしん坊とあって、ヴィッラに持ちこまれたケータリングの質量共に

皆をウン!とうなずかせる物ばかり。

イギリス出身の有名なシェフもテレビ番組で言ってたけれど、

食に関してイタリア人を満足させる程難しいことはない、、、と。

ヴィッラは昔の貴族のお屋敷とされる広い庭付きの建物で、代々受け継つがれて

住まいとされている物は今では少なく、人手に渡ってアグリトゥリズモや

披露宴の会食のためにレンタルで貸し切りにされたりというパターンが多いのです。

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ヴィッラでの披露宴の会食は私達夫婦にとっても、回りの友人にとってもとても楽しみにしていた事。

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キンキンに冷えたプロセッコは次々とボトルが開けられて、

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のカルパッチョ、一口サイズの色とりどりの前菜、

モッツァレッラチーズをフライにしたもの、

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特に海鮮の食材をグリルで焼いているコーナーは大人気!

食欲をそそる煙が広~い庭に漂います出席者の食欲を尻目に

新郎新婦は満面の笑顔で、プロのカメラマンと写真撮影。

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ビュッフェが終わったところで、新郎新婦、出席者、皆席に着きます。

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さ、これからが本番!

プリモは手長海老のリゾット、、、いただきま~す!!!とその瞬間、

バーチョ、バーチョと皆声を合わせて、新郎新婦にキスをさせます。

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フォークでワイングラスを鳴らして、盛り上げます。

お行儀悪いとは誰も口にしません。

新郎新婦のお父さん、お母さんも同じようにフォークを鳴らします。

プリモが違う種類で出てきたあとは、セコンドの肉料理、口なおしのレモンのソルベットが運ばれてきます。

次々と、ではなく、ゆっくりペースでいいタイミングで時間をあけながら、、、。

其の都度、プラスアルファ、バーチョ、バーチョが繰りかえされるので、

会食が終わったのは開始から4時間後。

あとにディスコ会場となる別会場にドルチェが用意されて宴は12時間以上続いたのです(笑)。

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イタリア人はきっと、5つも6つも胃袋を持ち合わせているんじゃないかといつもそう思います。

これでもかという位食べても、ウワ~もうダメだあ;;;とならないのは、

これまたよくおしゃべりをし、よく踊るせいでしょうか、結構消化してしまうので、恐ろしいものです。

体力勝負の大祝宴、色んな意味で、ご馳走さまでした!

 

いつまでもお幸せにね。

 

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                 始動の9月

 

イタリアでは9月は何かと慌しくなる月!

約3ヵ月にも及ぶ長~い夏休みが終わって、15日月曜日からは学校は新年度が始まります。

町の文房具屋さんのショーウインドーにはカラフルで子供達に人気のキャラクター物の

リュックサックやお揃いのペンケース、ノートが並びます。

一般企業の3週間のバカンスでも、そこから通常の生活に復帰するのが大人は困難なのに

イタリアの子供達の3ヵ月のバカンス後の復帰はそう簡単なものではないだろうと、

毎年この季節にはそんな事を考えます。

 

9月はまた、あちらこちらで収獲祭が開催される待ちに待った季節の到来!!

葡萄祭、ワイン祭、きのこ祭、南瓜祭、りんごにそれからそれから、、、。

例えば、南瓜祭のメニューを見ると、かぼちゃのリゾット、アマレット風味のラビオリ、

サルシッチャとラデイッキオ入りのラザニア、かぼちゃのプルーンケーキ、タルトにケーキ、、、

うわ~、もう今から何を食べようか迷ってしまいます。

行きたい収獲祭の開催日が重なってしまうことがあるので、

よーく、慎重にスケジュールを立てることも大切なのです。。。と毎年思うのに、

これが中々うまくいかない;;;

 

9月と言っても、海へ行けばまだまだ人出が沢山、特に今年は雨が続いた8月でしたから、

それをふっきる様に遅い夏を求めてやってきます。

実は私たちもその一部、海辺で日光浴を楽しんで海の幸の具沢山のスープを

じっくりと楽しんで夕食を済ませたあと、町に繰リ出してみると、

メインストリートでは各地の葡萄祭の予告編として、近郊から参加した山車が

堂々たるトラクターに牽引されてゆっくりと走ります。

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山車はぶどうや樽等でデコレーションされて、また、葡萄樽には昔ながらのワイン作りをする様子を披露するように、

チロリアン音楽に合わせて足で葡萄踏みをする女性達、今では多くのワイン工場がシステム化されて

こういう風景を見るのは少なくなってしまったので、とても貴重な光景です。

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採れたての葡萄やワインも沿道の人々に振る舞われ、夕食を済ませてcaffèで締めくくって

お腹いっぱいの筈なのに、胃袋にしっかりと収められて行きます。

 

さ、新年度の開始。季節の美味しいものをたくさん食べて、エネルギーを補給して元気に行きましょう!

 

そうそう!2015年にポルトガルで開催されるFIFAビーチサッカーワールドカップの

ヨーロッパ予選大会が、ビーチパラソルを広げたお隣でやっていました。

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FIFA公認のこういう大会があるとは全く知らなくて、また一つお勉強になりました。

海辺での開催ですから選手は裸足、サポーターは水着着用で。

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いつものサッカーの試合とは雰囲気がだいぶ違います。

イタリア対イングランドの試合、物凄い怒声が遠くまで聞こえてそれが更に観客を呼びこんでいました。

 

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