2015年2月アーカイブ

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        No.107 クレーマ アル カッフェー もっと濃厚タイプ

 

イタリア語で、"マリア様の目" とも言われる、つゆ草の花が道端に沢山咲き出し、

マッシモのお母さん、お父さんの家のチューリップもすっかり芽を出し、

それから水仙も1本、燐と咲いて、少~しずつ、少~しずつ、春の訪れを感じます。

誰にも見られることなく、冷たい地面の下でじっと我慢していた木々もよく見ると、

小さくて固い蕾をつけていて、これらも春を待ちわびています。

自然の力ってすごいなあ、、、嘆いたりせず、ただじっと黙って、

それどころか私たちに喜びさえ与えてくれる。

ちょっと落ちこんだり、体調が悪い時は、外に出て歩いてみませんか?

体が研ぎ澄まされて、これまで気がつかなかった景色や、

春の匂いを肌で感じることができますよ。

 

スーパーにはパスクワ用の卵型のチョコレートが並び出しました。

カーニヴァルのフリテッレも終わって、やれやれと思っていましたが、

やっぱりイタリアでは胃袋にバカンスは存在しません。

と言う訳で、、、

今回はエスプレッソコーヒーを使ったクリームのレシピをご紹介します。

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前回のクレーマアルカッフェーに比べると、とっても濃厚なので、

パンケーキやホットケーキに添えたり、ロールケーキの中に入れて巻いたりと色々応用が出来ます。

カリカリに焼いたトーストにジャムのように塗っても美味しいですね。

「朝ご飯を食べよう」推奨委員会のイタリア支部長(?)としましては、

是非、お試しいただきたいところです。

 

ワイワイ人が集まった時、たっぷり準備したクレーマアルカッフェーを素敵な器に盛って

クッキーをザックリトレーにのせて、それだけでも、十分存在感のあるデザートになります。

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ほんのり甘い、、、のがお好きな方は砂糖を加減して下さい。

 

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              No.107  ~ ラディッキオロッソ ~

 

野原が真っ白に凍ったり、そうかと思えば、日中の気温が14、5度まで上がったりしながら、

少しずつ春に向かっていることを実感します。

季節の変わり目は、体調も崩し易いもの。

皆さん、風邪などひいていませんか~?

イタリアでは風邪をひいたら、ホットミルクで温まって、即、寝ることに限るなんて皆言います。

中にはホットミルクにグラッパ酒も混ぜて、なんて人もいますが(笑)。

風邪の予防にも、やっぱり美味しい野菜を食べたいもの。

美しくて美味しいラディッキオロッソは、トレヴィーゾ県の代名詞とも言われる、冬野菜。

 

トレヴィーゾのラディッキオロッソは、根元は白く、葉先にかけて燃えるような赤から赤紫の

グラデーションが色鮮やかな、上にヒョロンと曲線を描く様にしなやかに伸びた、長い葉が特徴。

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冬の花とも呼ばれる通リ、姿形も実にエレガント。

老化防止を助けてくれたり、鉄分やカルシウムも豊富ですから、女性にとって大の味方!

大いに食べたいところです。

チコリの仲間ですからちょっとほろ苦いのですが、本当に美味しいのは甘みさえ感じるくらい。

調理すると、あの綺麗な色はあせてしまいますが、

色も楽しみたい時は他の緑色の野菜と合わせてサラダにします。

これがとっても綺麗で、益々食欲をそそられます。

味付けはオリーヴオイルと塩、酢だけといたってシンプル、

ラディッキオロッソの味が更に引き立って、また歯応えも楽しめます。

また、炭火焼きが素材の味がひきだされて最高に美味しいのだけれど、

それに劣るとは言え、家庭では、オーブン焼き、

または、グリル式のフライパンで調理しても美味しいのです。

1センチ位の厚さに縦にカットしてオーブン、又はグリルに並べ焼くだけ。

食べる直前にオリーブオイルと塩をかけていただきます。

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「えっ?!それだけ」って?、ハイ、これだけです。

これが究極の美味しい食べ方です。

 

トレヴィーゾ/TREVISOのドッソン/DOSSONという、人口わずか6,000人の小さな小さな町、

ここでは毎年1月末か2月初めに、ラディッキオロッソ祭が開かれます。

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冬の収獲祭は中々少なくて、これまで調査も甘かったのでチャンスを逃していましたが、

今年はドンピシャリ!会場内では、新鮮なラディッキオが、計りにかけられてどんどん売られていきます。

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贈り物用にと、箱入りもあります。

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リゾット、クレープ包み、パスティッチョ(ラザニア)、セコンドにバッカラも食べて、

付け合わせには、ラディッキオの炭火焼きとフライをチョイス、

当然のことながら、私たちの胃袋は悲鳴をあげてましたが、折角のお祭ですからね、

ジーンズのボタンを外したり、ベルトをゆるめたり、いくらでも調整可能!

レストラン会場は、大きいテーブルに、相席で座る仕組み、

お隣に座った地元に住むご夫婦、場内に出店していたお肉屋さんを指さして、

「ほら、あそこで売ってるラディッキオ入りのサルシッチャ(ソーセージ)、

ほんと美味しいのよ~!買って帰るといいわ。」、ハイ、そうしましたよっ。

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地元の人は、土地の美味しいものを知っていますからね。

新鮮でその通りでした。

心残りはラディッキオ風味のビールを飲めなかったこと、

食後にそれを知ったのでした。

それはまた、次回のお楽しみということで。

 

それにしても、極上のオリーブオイルと塩だけで味付けた、ラディッキオロッソの炭火焼き、

魯山人もきっとお好きであっただろうなあ、、、。

 

 

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            No.106 ポケットサイズの贈り物

 

14日はバレンタインデー/サンヴァレンティーノ。

イタリアでは女性から男性に愛を告白するのは勿論、

男性から女性に愛を表現したり、夫婦同士、カップルの間でも

贈り物をする習慣があります。

今年は土曜日にあたるので、旅行好きなイタリア人らしく、

恋人同士で週末旅行に出かけたりと予定をたてている人もいるようです。

 

"サンヴァレンティーノにとっておきの贈物" なんて、

クーポン形式になった贈り物の広告があったので、

興味しんしんで見てみたところ、何だか面白そうな企画が沢山ありました。

エスキモーの家で過ごすロマンチックな夜、とか、

90リットルのチョコレート風呂を堪能、不滅の愛をアルバムに、

街を走るトラムに乗って夕食を、気分はお姫様/エステ、ヘアーサロン、お化粧と

3拍子揃った、まさにスター気分を味わえる1日、

モデルに成りきって写真撮影、料理教室、海辺でアペリティーヴォ、

行動派には、フェラーリでサーキット走行バンジージャンプ、パラシュート、

パイロットシュミレーション、うわぁ~まだまだあります。

プレゼントするより、されたい内容盛り沢山です。

 

イタリア人は、何かにつけてはお祝い事をするのが大好き、

お祝いされる主人公が、お祝いをしてもらうというよりも、お祝いの席を設けたり、

贈り物を用意したりというのが普通です。

誕生日には本人のためにケーキを用意する、

車を買ったから、会社の同僚にお菓子を持って行ってご馳走する、

家を建てたから友人を夕食に招待する、等という具合。

 

結婚式では、新郎新婦から出席者へ白またはアイボリー色のコンフェッティが贈られます。

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出産祝い、女の子が生まれたらピンク、男の子は水色が

赤ちゃんのお父さん、お母さんから、親戚や友人へ。

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大学卒業は赤色のコンフェッティ、金婚式は勿論金色のコンフェッティ等など、

他にもカラーバリエーションに富んで、近頃はお味の方も様々、カプッチーノ桃、

ミント、リコッタチーズと梨、ジャンドゥーヤ、果たまた、シャンパン風味など。

コンフェッティはアーモンドを砂糖でコーティングした小さな一口サイズのお菓子、

お祝い事には欠かせない、小さいけれども、実に存在感のある贈り物です。

古代ローマの時代には、結婚式や出産祝いに配られたというのですからその歴史の深さに驚きます。

その昔は砂糖が無かったので、蜂蜜と粉を使用してコーティングしていたとか

アニスやコリアンドロの種を蜂蜜でおおっていたものもあったそうです。

もちろん今の時代のように、誰もが口に出来たものではなくて、

貴族階級のみが味わうことの出来た、特別なもの、色とりどりに装飾された

小さい箱に保存され、それはそれは大切に食べられたそうな、、、。

 

コンフェッティという言葉は、「小さな物を包んだ」という意味、

正に、語源そのものの様相で、キャンディーの様にパクッと口に入れると、

初めはほんのり甘くてそのままなめ続けてアーモンドの部分まで到達するのもいいし、

ガリッという触感が好きな人は直ぐ様奥歯で噛んで

アーモンドと砂糖やチョコレートコーティングの味のハーモニーを楽しむのも良し。

 

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パンダの可愛い箱に入ったのは、フランチェスコ君が生まれた時のもの、

ピンクのオーガンジーでくるまれたのは、マルゲリータちゃんが生まれた時のお祝いに、

ベージュのシックな箱はファビオ君の結婚式でそれぞれいただいたもの、

どれもポケットに入る伝統的な贈り物です。

 

 

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