2015年10月アーカイブ

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            No.130  秋の美味しいものいろいろ

 

 

10月最終日曜日から、イタリアは冬時間になりました。

そのため、日本との時差は7時間から8時間に変わりました。

遠くに見える山々も深い赤色に染まったところがあったり、

晴れた日には頂の境界線がくっきりと色鮮やかに見えたりと秋の訪れを感じます。

先日、マッシモの小さい頃からの友人ファミリー宅で「日本食の夕べ」に招かれました。

招かれたはずが、、、私が料理を作るという設定だったらしく、

これはまんまとやられた;;;と思いましたが、

日本のいとこ夫婦が持たせてくれた焼酎をお土産に持って、

皆で和気合い合いと食べて飲んで大騒ぎ。

そこで見なれぬ胡桃らしきものを発見!

聞くとやっぱりくるみ、ということで少しいただいてきました。

いつも買うものと違って中はシットリとしているのです。

100%野生のくるみです。

乾燥したくるみに慣れている私たちにはこれまた新鮮です。

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右半分がいつも買っているもの、左半分は野生のもの。

 

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こちらはスプーンですくって食べるトロトロの柿、

キーウイを横半分にカットしてスプーンで食べるように、

イタリアでは熟した柿をそうやって食べるんだと友達が教えてくれました。

昔、ばあちゃんが柿の皮をささっとむいて、乾し柿にしていたのを思い出します。

母は柿の葉のところに焼酎をくぐらせてビニール袋を入れた大きな缶でねかして、

それを3週間くらい待って食べた記憶があります。

イタリアも日本のように地形が縦に長い国なので、南のシチリアへ行けば

また違う食べ方や保存の仕方があるかもしれません。

いつかそれを知る旅をしたいものです。

 

休日にはヴァルロビーナ/VALROVINAという村の栗祭りへ行って来ました。

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蔓性の植物もこんなに色づいてお見事です。

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チロリアンハットをかぶった男性二人が大きな焼き栗用の鍋をモッサモッサとゆすっています。

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かなりの力仕事、さすが山男は力持ちです。

ゆすったあとはダイナミックな火力の随分とアンティークな大型コンロにかけて栗を焼きます。

地元で採れた栗の品評会、古本市、そんな風景を横目に見ながら私達は

パキパキと栗を剥いては赤ワインをお供にパクパク食べます。

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いがの中に栗が一つだけ入っているものはマッローニ、

皮の色は明るい茶色で栽培されたもの。

3つ入っているものはカスターニャと呼んで野生のものだそうです。

粒は小さいけれど自然の甘みがあってこちらは皮の色が濃い茶色。

貧血予防にもなるそうで、これまた女性の味方です。

秋も深まってくると八百屋さんの店頭にも年季の入った焼き栗用のマシーンが登場して、

次から次へとお客さんが買って行きます。

 

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あれっ?どこかで見たことのある"笑顔"、

それはミラノ万博のマスコットキャラクター、フーディーちゃん、

それを型どった色とりどりの野菜や果物、収獲をテーマにしたデコレーションのコンテストだそうです。

いい表情をしています。

 

あっという間の6ヵ月、ミラノで開かれていた国際博覧会は10月31日に閉幕します。

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               No.129  ニッポン サンジョウ!!

 

 

食の宝庫、山形県はまさにこの表現がピッタリだと思います。

先日、ミラノ万博の日本館隣のイベント会場にお仕事に行ってまいりました。

山形県の出展のお手伝いです。

会場では「ヤッショーマカショー、シャンシャンシャン」と花笠音頭が流れ、

気がつくと笠無しでもリズムを合わせて踊っていました(笑)。

通訳のお仕事で一緒になったモトコさんは福井県生まれ、

でも小学校の運動会で花笠音頭を踊ったことがあるとおっしゃってました。

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日本館の入場は凄い行列が出来るとは噂には聞いていたけれど、

この日、本当にこの目で確かめることが出来ました。

「6時間待ち」!!(本当だ~;;;!)

並んでいる人達にお礼を言いたいくらいでした。

 

だだちゃ豆に芋煮、晩菊、刈谷梨、山形の酒そしてつや姫のおにぎり!

あ~もうたまらない!

山形県の人は「何も無いんだよね~、山形には、、、」と言いますがとんでもない!

こんなに美味し~いものがたくさんあるではありませんか!

ここは一つイタリア人を見習って大いにお国自慢をしていただきたいものです。

さて、会場で試食していた入場者(ほとんどがイタリア人)に聞いてみました。

「オアジハ イカガデスカ?」

「コレナンテイウノ」?

「ダダチャマメデス」

「オイシイネ。ドコデカエルノ?」

「イタリアデハ マダウッテイナイノデ ワタシタチ ガンバッテイルンデス」

「コレ ナニ?」

「イモニデス。コレハサトイモトイイマス。」

「オイシイネ~。ホッペタオチチャウヨォ。」

 

イタリアでもまだまだ日本食ブームが続いていて、

日本食レストランではサケ/sakeも提供されます。

酒と言えば、酒は百薬の長という諺があるようにイタリアにも同じ意味を示す諺があります。

「ブォン ヴィーノ ファ ブォン サングエ」

美味しいワインはいい血を作るという意味です。

ね、面白いでしょ?

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天童市の将棋の書き駒やこけしの絵付け(お二人とも女性!とても素敵な方々でした)など

イタリアでは滅多にお目にかかれない体験コーナーは押せや押せやの大人気。

列を作ってお行儀良く並ぶのが苦手なイタリア人ですから、それはそれは後に大変なことになっていました(汗)。

ま、これもイタリア(笑)。

小さい子供達も集中して真剣な眼差しで一生懸命に書く姿、とても微笑ましかったです。

何でも一生懸命にやることはいいことです。

けん玉にお鷹ぽっぽ、山形の舞子さんにつや姫音頭を踊ってくれたチビチャンとママさん、そして、某タレントさん。

スタッフの皆々さまも本当にお疲れさまでした。

そして美味しいものをご馳走さまでした!

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初めてイタリアにいらした紅茶好きの直美さん、

「コーヒーにチャレンジしようと思ってるんですよ~!」と休憩時間に一緒に飲んだエスプレッソ、

「おいしい~。」と言ってたなあ、好きになってくれるといいなあ、、、。

 

 

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               No.128  カフェのお話

 

 

「今朝の最低気温は10度、日中の最高気温は20度でしょう。」

10月に入って、鼻の頭が冷たくなったり足の爪先が冷えたり、

自身の体でも季節の移り変わりを感じます。

起毛素材のスーツに変えました。

 

ミラノ博、いよいよ最終月になりました。

予想通り、9月後半から物凄い人出になっています。

5月に開幕した当初マッシモと話していたのですが、

「きっとイタリア人はスロースターターだし、人の噂を聞いてからそれを頼りに行動する国民だから、

きっと最終月は凄いことになるかもね。」

なんて冗談交じりに話していたら、ホントそうなりました。

リピーターの数も増えているそうです。

 

さてと、涼しくなってくると、キッチンに立つ時間も長くなります。

南瓜のリゾット、りんごのストゥルデル、もっと美味しくなるように、今秋も頑張ります。

もっと美味しくなるように、と家でいれるcaffè/カフェ(=エスプレッソコーヒー)も毎日、味が違います。

同じ水ほぼ同じ量の挽いた豆を使っているにもかかわらず、毎日違うのです。

イタリアの朝食にカフェラッテは欠かせないもの。

朝ご飯用のカフェラッテだと温めたミルクを混ぜるのでカフェの味の変化には余り気がつきませんが、

昼食の後に飲む何も入れないカフェを飲むとその違いがわかります。

なるべく添加物が入っていない食べ物を食べたりするようにしているからでしょうか、

少し舌が敏感になってきたような気がします。

豆乳を温めてカフェラッテにしても美味しいです。

 

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イタリア語でエスプレッソコーヒーのことは「カフェ」と言って、エの所をちょっと強調して発音します。

カフェを自宅でいれるのにお洒落な電動式のも売っていますが、

やっぱり昔ながらのモカ(=直火式エスプレッソコーヒー沸かし器)タイプは根強い人気です。

1杯分のものから3杯分、6杯分と大きさが違うもので、各家庭には最低3台以上のモカがあります。

仕事先と自宅がそれほど遠くない人は皆、家に帰って昼食を食べます。

ですからその後もカフェを飲みます。

夕食後のカフェは人それぞれ。

こんな具合ですから、コーヒー豆の消費量は結構なものです。

ストック棚にはパスタは勿論のことビスケット、そしてコーヒー豆はどこの家庭でも買い置きがあります。

カフェ(コーヒー豆のこともこう呼びます)は湿気が入らないよう、きちっと缶に入れて保存します。

小さなことだけれど、美味しくエスプレッソコーヒーを自宅で飲むにはとても大切なことです。

一度開封したらさっさと使いきるのが一番。

 

カフェ=苦い、だけでは無く、苦味の中にも酸味や甘みがあります。

どうしてもアメリカンタイプがいい人には沸かしたお湯で割って飲むことをお勧めします。

また、カフェと一緒に砂糖の替わりに小さいチョコレートを食べたり、

またいつも使っているカップの下に季節の植物の葉を敷いたり、砂糖入れを小さい器に入れ変えたり、

そんなささやかなことですが、夜がだんだん長くなってくる秋は、

こんな小さなことを楽しめる季節でもあります。

 

人生を謳歌することを知っているイタリア人に教えてもらうことはたくさんありますが、

「頭痛にはカフェが効く」だけは今だ納得出来ません(笑)。

 

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