イタリア便り ~ No.142 父の日 ~

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          No.142  父の日

 

ラッパ水仙が今にも咲き出しそうです。

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こんな風に花屋さんで売っていたプリムラ、

数年前テラスのテーブルに飾って花が終わってから

マッシモのお母さんの家の庭に植えたのがもう咲いていました。

大地も冬の眠りから覚めて春の準備をしているようです。

2月もあっという間におしまいです。

 

3月になるとお祭りが続きます。3月8日は女性の日、

19日は父の日そして今年は27日がパスクワ/復活祭です。

6月第三日曜日が父の日と日本も含めてたくさんの国ではそう制定されているようですが

イタリアでは3月19日、キリスト様のお父さんの誕生日/San Giuseppeが父の日とされました。

San Giuseppeは家具職人と手工業職人の聖人、又貧しい人達の守り神だったとも言われて、

イタリア国内にはそれを祝うお祭りが存在するそうです。

 

数キロしか離れていないのに、方言が変わるのはイタリアでは有名な話。

父の日を祝うためのお菓子もそのようです。

昔々キリスト様のお父さん、ジュゼッペがエジプトでの暮らしを余儀なくされた時、

生活費を稼ぐために屋台を引いて売っていたのがゼッポラというお菓子、それが今に伝えられて、

父の日にナポリ地方で食べられるそれはクリームとさくらんぼジャムがのった揚げドーナツ。

これに対してナポリから北上してボローニャへ行くと、ラヴィオラというお菓子が

父の日を祝うお菓子として代表されます。

中にはモスタルダ(果物を甘く調理し辛みを加えたものでチーズ等と組み合わせて食べることも)が入っています。

 

母の日に比べると父の日はイタリアでも肩身の狭い「存在」、

ましてや今年は女性の日とパスクワに挾まれて益々"窮屈"そうです。

でも今年はちょっと違うかな?などと思っています。

それは何故かと言いますと、先月開催されたサンレーモ音楽祭2016では、

我が子を思うお父さんの気持ちを綴った歌が大賞に輝いたからです。

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「いつかおまえもお父さんの気持ちがわかるよ、きっと、、、」と

寡黙なお父さんの内心を表現したこの歌、イタリアのお父さんも

日本のお父さんと少し似ているのかなあ、とふと考えました。

マンマの国イタリアだけに、いつもは存在感がうすいお父さんたち、

この曲を聞いてホロリときて、音楽祭では大いに投票したのでしょうね、きっと。

Stadioというグループの Un giorno mi diraiという曲です。

https://www.youtube.com/watch?v=wDAYFVr_LRE

 

マッシモのお父さん、天気のいい日は何十キロも自転車乗りに行きます。

「俺は年金生活者だから暇はいっぱいあるんだ」と老人ホームにボランティアでギターを弾きに出かけます。

「昔は若い女の子をキャーキャー言わせたけど、今はお年寄りの涙を誘っちゃうんだよね、まいったなあ」と苦笑い。

いつまでも続けてね、自転車とギター!

 

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