2017年2月アーカイブ

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             No.178 玉葱かオレンジか 

 

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イタリアには春は存在しないのか?!そう思うこともしばしばあります。

"太陽が好き!" "日光浴が大好き!!"な人が多いので、

冬が終わって春が近づいてくると蕾がふくらんで来たねとかつくし出てたわよ、等という会話よりは

「あ~、海へ行きたいわぁ。」とか「日光浴、日光浴!」と春の到来を待ちわびるというより、

夏の訪れが待ち通しくてたまらないという人が多いような気がします。

勿論イタリアにも四季があるのですが、春が近づいてくる度にこのことを考えるのです。

この時期、日中の気温がグッと上昇したかと思いきや、

夜になると気温は極端には下がらないにもかかわらず寒く感じるのは湿った夜気のせいで、

そういう時の為に毛糸の帽子やマフラー、スカーフをバッグにしのばせて置く女性も多いのです。

また、ウールの素材でも薄手のものを何枚も重ね着するのは真似したいテクニックです。

これをイタリア人は"「玉葱のように」服を着る"という比喩を使います。

脱ぎ着がし易いように玉葱のように薄手のものを何枚も重ね着するということなのです。

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玉葱の皮をむく時次から次へと薄い皮が出てきますよね、

あれと同じように何枚もの衣類を重ね着する時にこの例えを使います。

朝、重たい霧が立ちこめていたかと思えば午後にはカラッと晴れ渡ったり、

確かに気温の差がだいぶあるのでこの "玉葱テクニック"は必須なのです。 

 

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さて、あと少しでオレンジの季節も終わります。

この冬も本当によく食べました。

何と言っても朝食べるオレンジは金、昼に食べれば銀そして夜なら鉛と、

オレンジの栄養価値の例えでこれはよく八百屋さんがまるでセールスポイントのように口にします。

このオレンジですがお店へ行くと「絞るの?それとも生食用?」と聞かれます。

いつも3、4種類のオレンジが売られていて皮が厚いもの薄いもの大きいもの小ぶりのもの、本当に様々です。

走りのものはスペイン産が多いのですが、この時期店頭に並んでいるのはシチリア産が多いです。

我が家では絞り用の種類を皮をむいてムシャムシャ食べます。 

 

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オレンジと同様、りんごの種類も多いのがイタリア。

"1日1個りんごを食べれば医者いらず" という諺があります。

旅先で西洋人がよくりんごを丸ごとバクッと食べているのを見たことがありませんか?

確かにイタリア人もよく果物をたくさん食べます。

日本人に比べると野菜の摂取量は少ないのに比べて、フルーツのそれは随分と多いように思います。

小学校におじゃました時もりんごが教室の後方に積み重ねてあって

自由に食べられるような風景をよく見ました。

りんごは健康の王様のようにあがめられるのに対して、このようなたとえがあります。

"あいつはパセリみたいだ" 、これはいつ時どこにでも現れる人物のたとえです。

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確かにイタリアンパセリはたくさんのイタリア料理に欠かせない存在です。

イタリアンパセリは良く調理に使われる材料なのでこのような比喩が生まれたのだそうです。

それぞれの地方、町毎にご自慢の郷土料理があるので一口にイタリア料理と総称してそう呼ぶのは難しいと思いますが、

そのイタリア料理の美味しさの秘密、陰の立役者となってくれるのがイタリアンパセリです。

地味な存在ですが、加えるのとそうでないのとでは雲泥の差が出ます。

調理中に加えると味に広がりが出てまた、出来上がったひと皿に加えると彩りもきれいになります。

これはプランターで種から簡単に育てられるので我が家でも試したところ次から次へと成長して、

寒くなってきた時に根っこを掘り返すのに四苦八苦しました。

それだけ成長力がもの凄いです。

せっかく美味しさを与えてくれるイタリアンパセリなので

「あの人はパセリのようだ。」といい味を出している人の性格を例えるのに

使ってみるのはいかがなもんでしょうか、、、?! 

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        No.177 横つながりは必須です

 

朝はまだ氷点下になることもしばしばですが、

日中の最高気温は15度まで上がるそんな気候になってきました。

昨日道端を歩いていたら、ツユクサを見つけました。

イタリア語では "マリアさまの青い目"という意味の名前。

目立たない所で雨にも風にもマケズ、季節がやってくるとちゃんとそこで咲く、

ハァ~本当に自然の力は偉大です。

日中の気温は毎日高く上がる訳でもなく、その翌日は霧がかかって気温が下がったり、

そしてまた上がったりとそれを繰り返しながら本格的な春がやって来ます。

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八百屋さんへ行くとみかんも走りのものとは違う種類の物が

陳列されていたのでそれを買い求めました。

気温が少しずつ上昇するせいでしょうか。

それに合わせて口当たりが爽やかなみかんです。

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さて、6月に式を挙げる友人の結婚式の立会人の方はというと

まだ何も進んでいません(苦笑)。

花嫁側の立会い人は私と花嫁になる友人の義理の妹さん、彼女メールが届きました。

結婚指輪を私達でお祝いの贈り物にしようと言う素敵な提案です。

そうでしたそうでした忘れていました!

私達の時もそうでした!

マッシモ側の立会人二人のうち一人はいとこだったのですが、

あの時は、主人のいとこ夫婦の知り合いの宝石店へ4人で出かけたのでした。

そして私達が選んで、いとこ夫婦がプレゼントしてくれたのでした。

いつもそう思うのですが、イタリアは何せ横つながりが大切な国。

今回の友人のウエディングドレス選びには専門店を数件回ったものの

結局彼女が住む町にある店で選んだし、

そこでは彼女の弟さんが結婚した時弟さんも花嫁さんもそこで買い求めたと。

ですから、オーナーも店員さんも皆顔なじみで、一段と選び易くなるという訳です。

イタリアではこれまで一度も貸衣裳という言葉を聞いたことがありません。

朝から夜中まで(?)結婚式の当日にはよりすぐって選んだ1着のみを着て過ごすのです。

お色直し等もちろんありません。

購入にせよオーダーにせよ、日本の貸衣裳とそれほど変わらないお値段で求められるのです。

先週はと言うと、ドレスに合わせる靴を一緒に見に行ってきました。

友人は5、6足履いて試してみたのですが気にいったものが見つからず、

オーダーしなければいけないと言っていました。

ヒールが高過ぎては疲れてしまって1日中履いていられないし、

かと言って低過ぎては美しくないと

(またここで「さすが!」と一人事をつぶやく私)。

もう一人の立会人のマルタちゃんもファッションが好きなので、

彼女の意見も重要視しなければいけません。

妥協を許さないイタリア人のお洒落感覚、いや~本当に参考になります。

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ところで写真撮影も重要な項目の一つです。

セレモニーが終わったあと教会を出て、二人が前持って選んでおいた場所に新郎新婦、

カメラマンそして立会人が一緒に同行します。

ヴィッラがあるお屋敷だったり緑豊かな公園だったり、はたまた良く通ったバールとか。

結構自然体なところにイタリアらしさを感じます。

こちらも友人グループに職業がカメラマンだという女性がいるので、こちらも横つながり。

写真撮影している間、じゃあ招待客はどうするの?という余計な心配は無用です。

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招待客は事前に告知されているレストランへ直行し、

ブッフェスタイルで飲み食いをしながら新郎新婦の到着を待ちます。

ワクワクはするけれど誰もソワソワしません(笑)。

飲み物もつまむものも山ほどあるのが当たり前。

「えっそんなに食べちゃったら、メインの食事が食べられなくなっちゃう!」

という心配は無駄なこと。

本当によく食べおしゃべりして笑って飲んで冗談言って、

それで新郎新婦が到着する頃には

ちゃんともう一つの胃袋がスタンバイしているのですから不思議です。

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           No.176  らんまん 

 

リグーリア州にあるサンレーモ/SAMREMOは音楽祭で有名な人口約55,000人の町: サンレーモ音楽祭は

2月6日(月)から始まって11日(土曜日)までの開催。

まだ一度も行ったことのない街、花の季節になるとまた違うお祭りも開かれるので是非行ってみたいなぁ。 

 

一方ヴェネツィアでは11日からカーニヴァルのイベントも始まります。

仮面をかぶって豪華な衣裳に身をつつみ、観光客の写真撮影のおねだりに

喜んでポーズで応えるてくれるのは、ヴェネツィアのカーニヴァル。

それとは様相も全く違うのがヴィアレッジョのカーニヴァル。

こちらはトスカーナ州のルッカにある街で、見応えがあるから行っといでよ、

とは多くの友人に勧められました。 

カーニヴァルにちなんだお菓子もたくさんあってキアッケレ、クラフ、フラッペ、

地域毎にそれぞれの名称があったりレシピも違ったり。

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お菓子屋さんのショーケースにはフリテッレが並び、

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スーパーへ行くとカーニバルには欠くことの出来ない揚げ菓子のミックス粉末が売られていたり、

パッケージに入った揚げ菓子が山のように積み上げられています。 

トラットリアではいつもの定番デザートメニューにフリテッレが加わります。

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周りはソロソロと動き出す季節なのだけれど私はゆっくりしていたら、

今年の2月はそれがそうでもない、イタリア人友人の結婚式の立会人の依頼が来たのです!

「ええっ?!私が?!」

初めての事なので内心ドキドキ、でもワクワク。

イタリアの結婚式はその信者であれば教会で、そうでない人やシンプルにセレモニーを行いたい人は

カップルが住む役所の中で取り行なわれます。

そのセレモニーが終わったら新郎新婦は写真撮影をします。

日本のように前撮りはありません。

前持って二人が選んだ場所へカメラマンと向かいます。

普通参列者はレストランで食事会が始まる前のブッフェへ直行するのだけれど、

新郎新婦を冷やかしたい人は一緒について来ます。

それが終わると参列者が待つレストランへ向かい夜中まで宴が "延々と" 続くのです。 

 

ところで立会い人としての条件は、 "二十歳以上である"ことのみだそうで、

結婚する本人とその立会人の宗教が各々異なってもそれは全く関係無いそうです。

新婦側の立会人は私の他にもう一人います。

友人の弟の奥さま、そう義理の妹さんです。

家族の繋がりが強いイタリアではこういうパターンが結構多いのです。

実はウエディングドレスの下見にも行った彼女とは既に面識もあって

その家族とも一緒にピザを食べに行ったことも何度か。

実はですね、数ケ月前ウエディングドレス選びにも一緒に付き沿いで行ってきたんです。

式当日まで新郎は見る事が出来ない、神聖なるドレス。

あの時は花嫁となる友人のお母さんは勿論、義理の妹さんとそのお母さんと5歳のおチビちゃん、

友人の旦那さまとなる恋人のお母さんそして私、と総勢7人でした。

どれだけ賑やかだったのか、ご想像におまかせします。

何せ言いたい放題だし、試着したドレスはどれも素敵だったので

その度に皆でウットリため息をついたり、クレームつけたり。

あの日は家に帰ったらグッタリでした。 

 

日取りが決まれば新郎新婦となる二人の準備も大変な訳ですけれど、

立会人のそれも結構沢山あるのです。

まずは「さらば独身時代ヨ!」と題したイベントの企画をたてなければなりません。

これは、花嫁側はその本人の女友達と一緒にまた花婿は男友達と一緒に

各々食事会を企てたり小旅行したりとその内容は色々。

だいたい結婚式の2週間前に行なわれます。

この日ばかりは花嫁、花婿になる超本人は「NO!」を言うことが出来ず、

企画者の指示に従わなければなりません。 

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これは数年前に結婚した、夫の友人の「さらば独身貴族よ!」パーティーの写真。

彼らはヴェネツィアでこのイベントを実行したのですが、

ギターを持って歌うバットマン姿が花婿となった友人で、

この衣裳は結婚する花婿のために友人らが全て用意したもので、

本人には有無を言わせず着させヴェネツィアを歩き、飲み、歌いそしてまた飲んでと、

これを1日中繰り返したのです。

世界に知られた水の都ヴェネツィアなので、観光客が寄ってきては

「シャシントッテモイイデスカー?」

と確認して写真を撮っていったそうです。

この日、友人達は皆胸にバットマンのロゴ入りのお揃いのTシャツを着用して、

結構楽しんで来たようです。

これが新婦となる女性側の場合はもう少しお手和らかになるのはずですが、

どうなることやら。 

 

えっとそれから、結婚式当日に新郎や新婦の実家付近に

「今日二人は結婚します!」

という写真入りのちょっとふざけた告知を張り出すので、

それも準備せねばいけません。 

 

立会人といえど、やっぱりモードの国イタリアですから何を着ていこうかとこれから大変です。

ましてや挙式の前日は美容院がお休みですから、これからどう作戦をねろうかと。

これもイタリア女性に教わったことの一つ。

隣で主人が冷や汗タラタラかいています(フフフ)。 

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