2017年5月アーカイブ

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          No.187  初夏に緑のコート着て 

 

「ルミニャーノ」の看板を曲がって間もなく鐘突き塔が見えて来た。

小高い丘の麓に堂々とまさにそびえ建つという表現に相応しいくらい随分と高さがある。

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今日はルミニャーノのグリンピース豆祭にやって来た。

肉好きの夫を何とか説得して、無理矢理連れて来た。

バイクで偶然通りがかった時にお知らせの横断幕を目にしてカレンダーに記しておいたのだ。 

ここのグリンピース豆は早生で甘い事で評判で、1939年~40年頃は、

週3回夜には市がたって直売がなされていたそうだ。

このグリンピース豆の栽培に適した土壌の秘密は

このゴツゴツした起伏のある織部色をした森に覆われた岩にある。

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コッリベーリチと言う小高い丘一帯で栽培される早生で甘いのがここのグリンピース豆の特徴だ。

蛋白質、鉄分、亜鉛、ビタミンBとCを含みそれに加えカロチン、食物繊維が豊富で、

修道士が中世から収獲していた文献もあるとのこと。 

ヴェネト州の郷土料理、数々あれどその中にリーズィ エ ビーズィという料理がある。

「米とグリンピース豆」という名前のひと皿が方言で表され、

イタリア国内でもこの名前できちんと通る料理名だ。

リゾットでもなくスープでもない、見た目も触感もちょうどその間くらいが由緒正しい調理法だ。

シンプルだけれど、さやを捨てずにそれも単独で煮て漉してこの料理に加えてあると言うのだから

実は手間がかかる料理なのだ。

コトコトとじっくり調理するに相応しい、ヴィアローネナーノ種の米が適しているのだとか。

この種の米は煮込むとふっくらと美味しいスープを吸収するので、これが一番適しているそうだ。

ハハーンなるほど!

昔のヴェネツィア貴族をもうならせた料理だと言うことに納得できる。

ヴェネツィアの守護聖人、聖マルコの日をお祝いするには欠くことの出来なかったご馳走なんだ。 

 

会場の大型テントが張られた入口に近づくと「オーダー開始は18:40から」の張り紙があり、

そしてその横にはメニューも掲示されて、おなかがギュルルと反応する。

メニューのトップバッターは、今日のお目当てのリーズィ エ ビーズィだ。

欲を言えば、「グリンピース豆の大盛り!」と注文したいところだけれど、

貴重なお豆さん、さすがにそれは出来ない。

他に牛肉の煮込みとグリンピース豆、イカの煮込みとグリンピース豆を注文した。

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いや、今日のメインはグリンピース豆だから「グリンピース豆にイカの煮込みをつけ合わせで」?

収獲祭の料理のボリュームは必ず、私達を満足させてくれる。

ワインまでこの通り、テーブルまで運んでくるのもソロソロとゆっくり歩かなければ、

スタッフの伯父さんが並々ついでくれたせっかくのワインがこぼれてしまう。

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オーダー番号を呼ばれて料理を受け取ったトレーに載っていたペーパーをパチリ!

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この町がこれで一望出来るというちょっと素敵なアイディア。 

リゾットでもズッパでも無いそのちょうど間ぐらいの料理名は何と言うのだろう、、、?

また宿題が増えてしまった。

お祭の入口にちょこんと建っていた直売所で買って来た真っ赤なさくらんぼを食べながら、

夫と疑問に思うのであった。

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      No.186  全走行距離3572.2kmグルメの旅?! 

 

あちらのお宅、こちらのお宅もオレンジ色や真っ赤、

一重咲きに八重咲きと、薔薇の季節がやってきました。

お花屋さんで売られている高貴な雰囲気を漂わせる薔薇と違って

庭に咲く薔薇には又別の魅力があります。

いつものことながら散歩の途中、よそのお庭を拝見させていただいております。

そして

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我が家の木苺も実をつけました。

 

ポストにドッサリと投函されるスーパーのちらし、

いつもならそのまま捨てる事が多いのですが

今回はあるものがちょっと気になって、取って置きました。

今月5日(金曜日)から始まった世界的にも有名な自転車レース、

ジーロディターリア/ Giro d'Italiaのトップスポンサーとなったスーパーマーケットのものです。

ジーロディターリア/ Giro d'Italiaとは、毎年5月に開催される自転車プロロードレースのことで、

今年は28日(日曜日)までの間休息日3日間を含む約3週間繰り広げられます。

1チームにつき9人の選手から構成された全22チームで、

21ステージ(= 区間)全行程何と3572.2kmもの道のりを走行する過酷なレースです。 

 

初日はシチリア島の北西に位置するサルデーニャ州のアルゲーロからスタートしました。

サルデーニャ州、シチリア州、カラーブリア州、プッリア州、アブルッツォ州、

緑の心臓と呼ばれているウンブリア州、エミーリアロマーニャ州、ピエモンテ州、

ロンバルディア州、トレンティーノアルトアーディジェ州、フリウーリヴェネツィア州、

ヴェネト州と北上しそして最終日はロンバルディア州の州都ミラノへとゴールします。

夫と「アルゲーロってどこにあるの?!」と。

サルデーニャ州のアルゲーロは別名小さなバルセローナとも呼ばれるそうで、

なるほどこのコムーネの市旗はスペインの国旗の色取りと同じ赤と黄色をあしらったものです。

地名は何と海草に縁るとか。

州都のカッリアリに友人が住んでいるにもかかわらず、

私達はまだサルデーニャに行ったことが未だかつて無いので、

テレビ観戦によってちょっとした旅気分を味わえるという訳です。

お察しの通り、ジーロディターリアは何も自転車競技ファンのものだけでは無く

色んな視点で楽しめるレースだと自負しております。

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こちらは、ザリーナのサルデーニャブルー! 

 

さてあのスーパーのちらしのお話ですが、

今年で100回目を迎える記念すべき大会のロゴ入りのティーシャツや

何故かビーチサンダル等様々広告掲載されているのですが、

実はそれより興味深いのは各ステージ毎の名産物がセール価格で掲載されているのです。

何でもこのスーパーの担当者が全国を駆け回って直接交渉し、

そのスーパーのオリジナルラベルにしてもらったものもあるそうで、

中々良い企画ではありませんか!

ちょっと出遅れてスーパーに行ってしまったもので、

お目当てのカラザウという薄~いパリパリのパン、うわ~久しぶりだなぁ~!と

ジーロディターリアの選手を気どってママチャリのペダルを漕いで買いに行ったら、売り切れ!

カラザウというサルデーニャの方言で呼ばれるパンの一種で食べると歯応えが良く

そのカリカリっと言う音から"音の鳴る紙"という異名もあるそうです。

それにしても悔しいなぁ、売り切れとは。

トホホ;やっぱりイタリア人は皆な食いしん坊だから、私と同じ発想で

「ヴェネト州(=イタリア北東)に住んでいても、お手軽に憧れの避暑地サルデーニャの名物が食べられるぞ!」

と皆急いでスーパーへ駆けつけたのに違いありません。

それじゃぁと気を取り直してプーリア州のマリターティというパスタと

ウンブリア州のノルチァの生ハムをと思ったらそれも売り切れでした。

ここでガックリ来てはなりません。

ひっそりと数箱残っていた、第十六ステージ(ロヴェッタ-ボルミオ間)の

カルナローリという種類のリゾットにして美味しい米と

第十七ステージ(カネゼイ-ヴァルディファッサ)の区間お勧めの

ムレートゥルガウという白ワインをゲットいたしました。

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肝心なレースの方ですが、12日(金曜日) の第七ステージは

世界遺産でも有名なアルベロベッロを通過しました。

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トゥルッリという尖んがった屋根の伝統的な建物で有名な町です。

テレビカメラには郊外に建つ観光化されていないトゥルッリが映し出されて、

長閑かな景色と猛スピードで走る選手の姿が反比例して、

画面の奥からその雰囲気が伝わってきます。

自宅の屋根に上ってカメラに向かって手を振る人もいます。 

 

男性やロードレースファンと違う目線で観戦するのも中々面白いもので、

上空からの映像がスローモーションで繰り返し放映され、

よく見ると他のチーム選手を業と倒したり妨害するなんてことも多々あって、

サッカーの試合ではよく見る光景ですが、

まさかペダルを踏みながらそういう行為もあるのかとちょっとビックリしました。

勿論ドーピング等も含めてそれはチームとしてもダメージに繋がり、

逆に不正行為が最も少ないチームにはフェアプレー賞なども設定されています。

あくまでも個人競技なのですが、9人で編成された1チームの中で

メインとなる選手をバックアップする選手がいてサポートしたりアシストしたり、

ですからテレビ中継を見ているとこんな風景も見ることが出来ます。

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サポート車から身を乗り出して、選手の体に巻きつけているのは、

特別な栄養ドリンクが入ったボトル、しかも1本だけでなく何本も!かなり重そうです。

これぞ正しく縁の下の力持ち役です。

日本人のスポーツ記者の方によるサイトもあるようですよ。 

 

オフィシャルサイトはこちらです。

どうぞご一緒に観戦気分を楽しみましょう! 

せっかくの第100回大会ですから!! 

http://www.giroditalia.it/it/

 

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     No.185      "さらば独身貴族よ!パーティー"速報!! 

 

「ねえ、明日は何を準備して行けばいいの?服装は?」

これ、今回の "さらば独身貴族よ!パーティー"の主役である親友からの前日のメッセージ。

結婚式の立会人であり、今回のパーティーの企画者であるマルちゃんと私の返答は

「水着、ビーチサンダル、あっそうそう厚手のジャケットも忘れずね。」

オイオイ、そんなの必要ないだろ、それに私が加えたメッセージは

「パスポートも忘れずにね!」。

親友から返って来たメッセージには青ざめた顔のマークが沢山貼り付けてあって、

もうお腹がよじれそうでした。

この友人はまだ飛行機に乗ったことが無く少し恐怖感を持っているので

そこにつけこんで、いたずらメッセージを送ったのです。

これこそ、さらば独身貴族の醍醐味!初体験です。

ちょっとオーバーだったかな?と思っていたら、このグループ仲間によれば、

このパーティー企画に関しては大方無礼講だそうで、これくらいでちょうどいいそうです。

数週間前の "企画会議(それとも作戦会議?)"で、

ちょっと危険な色っぽい女性を演出しようと既決されたので、

テーマカラーは黒と赤にして、セクシーな下着を買ったり

ピタピタのレングスを探しに行ったり奔走して、準備が大変でした。

大変と言いながらも実は楽しんでいたのですが、、、(笑)。

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前日の夜はラウラちゃんの家に集まって

特別な形をしたクッキーを焼いてパッケージングもして準備しました。

料理上手なエマちゃんの指導の元、

レモンの風味が効いた美味しい約70枚のクッキーを焼き上げました。

チームワークも抜群です。

私は折り紙で変わった形を成型してこれもパッケージングしたものをすでに用意しておきました。

延々と折り続けたので、久々に腱鞘炎にかかりそうでした。

これらを持ち歩き街の中を練り歩いて、

花嫁となる主役が見知らぬ人に売って利益を上げるのです。

当日首からぶら下げていた売上金箱はこれ

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市販のハート型の箱に紙を貼り付け、リボンも通しました。

ぜ~んぶ手作りです。 

 

前にもこのブログに書いた通り、"さらば独身貴族よ!パーティー"の当日は

何処へ行くのかまた何をするのかは主役の本人には全く知らされず、

結婚式の招待客でもある女友達グループで結成されたさらば独身貴族よ!パーティーの

グループの参加者のみが知っているというしくみ。

開けてビックリ玉手箱どころか、

主役にとっては度肝を抜かれる一大事とも言えるかもしれません。

グループ間では当日まで好き勝手なメッセージが飛びかって、腹がよじれそうでした。 

 

私達がスタイリングした主役の衣裳とカラーコーディネートするために、

当日のグループの服装は黒いTシャツとブルージーンズに統一。

午後3時待合せ場所にグループが集合し、そこから主役が待つ家へと皆で車で押し寄せ、

メーキャップと私達が準備した物凄い衣裳にお着替えを。

主役のお母さんはセクシーなコルセットを見て「あら~いいわね!私も欲しい!」と。

お父さんは顔を真っ赤にしてゲラゲラ笑っていました。

主役と友人を車に乗せ、後部車両には

旦那様の仮装した写真を大きくコピーしたものを貼り付けて

第一ステージとなる会場へ向かいました。

主役真剣な眼差し、有名シェフの講義をメモしているのは今日の主役です。

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実は彼女料理が全く駄目、そこに目をつけた我々企画組は料理教室を

彼女のために企画、講師にお願いしたのはテレビ等でも活躍する現役シェフ、

これが中々好評でした。

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美味しいものを食べるのが大好きな彼女、

そして将来の旦那様になる彼も同様中々の食通家なので、

少しずつ実践していって、いつかはきっと

料理上手な奥さんになるに違いないと確信しております。

さて正当派の行程ばかりではありません。

用意したクッキーと折り紙を売りに行かなければいけません。

料理講習会をあとにして、チェントロへ移動、

主役は首から例のハートの形をした売上金箱を提げています。

あいにくの悪天候でしたので、外歩きは断念してバールへ入りました。

プロセッコをボトルで注文し、皆で乾杯したら販売活動を開始。 

 

バールのお客さんは結構皆フレンドリー!

とあるご夫婦の奥様は

「本当に結婚するの?本当に決めたの?大丈夫?!そんなねぇ、

夢みたいなもんじゃないんだから結婚生活は!」

等と、ふざけてちょっかいを出してきます、

勿論見ず知らずの女性ですが、箱にコインを入れながら笑っています。

そのご主人は苦笑いしていました。

2、3件バールを梯子する予定でしたが悪天候のため変更して、予約しておいたレストランへ。

総勢18名プラス主役の姪っ子ちゃん5歳も一緒に夕食会へ

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バカラーと野菜のクリームスープに始まってアンティパスト、プリモにセコンド、ドルチェ。

プロセッコのボトルはあっと言う間に空になり、企画側の我々は冷や汗もの。

しかしここは地元のレストラン、予算内でそれでもどんどん新しいボトルを開けてくれます。

さすが太っぱらなイタリア人!

これもきっと花嫁効果だな。

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レシピを書き留める箱入りの素敵なノートはグループからの贈り物。

その中には皆なからの温かいメッセージが書き込まれています。

宴もたけなわ、しかしここでお開きではありません。

またチェントロのバールへ逆戻りして再度乾杯;;;

翌日主役からのメッセージ、

「ちょっとぉ、昨日の売上金数えたら102ユーロもあったわよ~!!すっごいわねえ!!!」

ホント、中々の上出来です。

この売上金は次回のアペリティーヴォにとっておいて皆におごってくれるそうです。 

 

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菜の花畑は満開、いよいよ、結婚式も近づいてきました。

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