イタリア便り ~ No.215 アバスという豆 ~

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           No.215 アバスという豆

 

ご近所のラッパ水仙が咲き始めた。

どうやら春がやって来たようだ。

友達のドンナちゃんもメッセージに

庭で咲く水仙の写真を添付してくれた。

皆な、春を待っていた。

そういえば何て言うのだろう、あそこの桜と似た花を咲かせる木、

今年こそは開花が過ぎてからじゃなく、満開を観てみたいな。

 

ところ変わってここは、スペインのアリカンテ/ Alicante。

イタリアが大好きで、何度か訪れている我々のスペイン人の友人ミグエル君。

今回は私達がちょいとおじゃまして来た。

ここでは、きれいなピンク色したアーモンドの花が咲いていた。

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時刻は、土曜の午後2時過ぎ。

田舎のトラットリア風の食事処。

お客さんは家族連れが二組のみ。

「あらら、余りはやらなそうな食事処。

おかしいなあ、友人のミケくんは食いしん坊だから、

変な所に連れて来るはずはないんだけど、、、。」

そんな心配は無用だった。

午後2時はスペインの人にとっては、昼ご飯にはまだ早い時間らしい。

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カメリエーレさんが持って来てくれたのは

篭にバサッ、ドサッと盛られた長ひょろい豆、

HABAS/アバスという空豆と似た生の豆だった。

それを豪快にパキッとさいてパクッと口の中にほうり込んで食べるのだ。

いいなあ~、こういうの大好き!

運ばれてきた赤ワインは、発泡性の少し甘みがあるタイプ。

それをミネラルウォーターで割って飲むのが、ミグ君の夏の飲み物らしい。

水替りにゴクゴク飲むというあたりがやっぱり「西洋人」だ。

日本の山菜やイタリアのホワイトアスパラガス等、

「春には苦いものを食べて、体を目覚めさせる」という言い伝えが、

このアバスを口に含んだ瞬間思い出した。

鮮やかな黄みどり色で、ツルンとした表面の優しい印象の見ためとは違って、

実に苦みのある豆なのだ。

生食だからか?

"この苦味で食欲を増進させ、あとに出てくる肉をガッツリ食べておくんなさい"

というサインなのだろう。

市場でもアバスが売られていた。

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オレンジの他にりんごやオートミール、バニラのアロマも入った特製ジュースを

毎朝ご馳走になった訳だけれど、そう言えば、町の街路樹はオレンジの木だった。

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こういうところに、本当の「豊かさ」を感じる。

ミグ君の車に乗りこんで車庫から出ると、

オレンジの木がすぐ視界に飛び込んで来た。

 

ところで、スペインの人もよく、エスプレッソコーヒーを飲むらしい。

朝食にはカップチーノ、時間が無い人はクイッとエスプレッソのみ、

昼ご飯の後にエスプレッソ、確かにバールもたくさんあるし、

そこには立派なマシンもある。

心なしか、カップの横に添えられてくる砂糖の袋は少々サイズが大きい。

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ミグくん宅には、はもう10年以上前から使っているという

年季の入ったエスプレッソコーヒー沸かし器があった。

 

ミグ君の彼女は、エスプレッソコーヒーを使った

美味しいチョコレートケーキを作ってご馳走くれた。

おばあちゃんから教わったらしい。

とってもおいしくってホッペが落ちそうだった。

このレシピはまたいつか御披露目したい。

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このページは、adminが2018年3月15日 14:58に書いたブログ記事です。

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